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ネット上の嘘っぽい情報を検証するっぽいブログ
2017/07
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livedoorニュースも鵜呑みにはできません。

ちょっと話題になってたけど「タバコが迷惑なら、子育てだって迷惑だ!」とするエントリー(赤木智弘氏)。アメーバニュースで同氏へのインタビューが掲載されています。

http://news.ameba.jp/trend-gyao/2009/05/38488.html

赤木氏はその根拠を以下のように述べました。

「タバコも子育ても“趣味”というベースでは同じだから、タバコを一方的に“悪”として排除しないで、ある程度の範囲は認めようよ」ということだ。
(中略)
また、反論の中で「なぜタバコと子育てを併記したのか?」「タバコと子育てを並べ立てるべきではない」といった意見がありました。しかし、幸福追求に対する国民の権利である「幸福追求権」という視点から見れば、タバコを吸うことも子供を育てることも同等の権利。

幸福追求権というのは憲法第13条を根拠とする考えで、いわゆる新しい人権のひとつにも数えられています。その憲法第13条の後段には、以下のようにかかれています。

公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

すなわち、幸福追求権を根拠とする喫煙権は、公共の福祉に反する場合は尊重されない可能性があります。そして、たばこの煙を吸わない権利は公共の福祉に属する可能性が高いため、喫煙権は制限されるという憲法学者の見解があります。
一方、子どもの人権は憲法第11条によって保証されると考えられ、また憲法第11条には第13条後段のような留保もつきません。
従って、

たばこを吸う権利<子どもの人権

と、考えて差し支えないと思われるし、それに差し支えが出るようでは困る場面が出てくるでしょう。以上により、子ども(に限らずすべての人)が健康に生存する権利が憲法によって保障されており、幸福追求権はそれに比べて制限される可能性が高い。従って、すでに赤木氏の理論は前提からおかしいことになります。

また、赤木氏は「子育ては義務ではなく趣味」と主張していますが、法的には子育ては義務。刑法第218条(保護責任者遺棄等)には以下のように規定されています。

老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、3月以上5年以下の懲役に処する。

すなわち、子育てを放棄した場合、最大5年の懲役を言い渡される可能性があるわけで、これは結構な罰則です。
また未成年者の、憲法に保障された人権を実現すべきなのは、法定代理人たる親だといえます。

したがって、生んだ以上、子育ては義務というほかありません。

※もちろん「生まない自由」は認められるはずです。しかしながら、「生まない自由/生む自由」と「喫煙の自由」を同列に、あるいは比較して論じることは困難です。
そこで赤城氏は論理をすり替え、「子育てを趣味」と主張したのでしょう。
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